中国、「機能性表示」導入の方針 ー日本の制度を参考に産業の活性化を目指す
画像は記事の内容と直接関係するものではありません
中国政府は9月、高齢化社会や国民の多様化する健康ニーズに対応するため、中国独自の機能性表示食品「効能標識食品制度」の導入を検討することを発表した。これは従来型の中国版トクホ「保健食品制度」とは異なる制度となる。中国国家衛生健康委員会は、健康産業の成長戦略として機能性表示食品の発展を促進するために、全国人民代表大会(全人代)代表からの提案に対する公式回答を示し、試験的な施行の方針を明らかにした。この中で注目すべきことは全人代代表が、わが国の機能性表示食品制度の発展ぶりを引き合いに中国での導入を後押ししていることだ。日本のエビデンスや素材がどう役立つか。これに対して中国市場に詳しい専門家たちの声は割れているが、景気悪化の状況下において中国政府の成長戦略・規制緩和の一つに健康食品産業が加わったことは明らかだ。中国健康食品市場が大きな転換期に来ている。
「ヘルスライフビジネス」2024年11月1日号
詳しくは、健康産業の専門紙「ヘルスライフビジネス」(電子版・紙版)2024年11月1日号の1面で取り上げています。